勉強が続かない原因とは 継続するためのテクニックを解説

#おすすめ記事#採用担当者向け#教育担当者向け#数字苦手!#若手向け

勉強が続かないのは「起床後13時間が経っている」「目標設定ができていない」「成長実感がない」など、生理学的な問題や環境の問題など様々な原因が考えられます。「自分はダメな人間だ」で終わらせず、まずは原因を追求してみましょう。

そのうえで「短期的な目標設定」や「キリの悪いところで切り上げる」といったテクニックを使えば、勉強を続けることができるようになるはずです。

今回は「勉強が続かない」と悩む人へ向けて、その原因や勉強を続けるための方法について解説していきます。

勉強が続かない6つの原因

子ども・大人を問わず、勉強が続かないと悩む人は多いと思います。そこで大切になるのが「自分はダメだ」で終わらせず、その原因について考えることです。

とくに「集中できない」「長時間勉強できない」と悩む人は、そもそも人間はそうした集中が苦手だということを知っておくべきでしょう。

ここでは、勉強が続かない主な原因について見ていきたいと思います。

集中できない

勉強が続かない最たる理由は「集中できない」ではないでしょうか。目の前の課題にだけ集中したいのに、他のことを考えてしまう……と悩む人は多いですよね。

しかし、人間は生理学的に「目の前のことだけに集中しないようにできている」と言われています。パソコンや本から目を離さず、声をかけられるまで他人の存在にすら気付かない……こうした一点への集中状態はリスクにつながるからです。極端な例ですが、サバンナでそんな状態になったら命に関わりますよね。

それは人間が狩りをしていた時代の話だろうと思うかもしれませんが、自動車やバイクの運転でも同じです。目の前だけに集中していると脇からの飛び出しに対処できず、事故につながります。一点への集中状態は今も昔もリスクがある状態であり、人間の体はそれを避けるようにできているのです。

勉強は長時間するべきと思い込んでいる

勉強が続かないと悩む人のなかには「勉強は長時間するべき」と思い込んでいる人がいます。

上の「集中できない」とも関連する話ですが、人間の集中力は15分程度しか持続しないと言われています。「勉強ができる人は何時間でも集中できる」と思っている人も多いですが、そんなことはありません。

また、学習効率の面でも長時間学習よりも分散学習のほうが優れているといわれています。分散学習とは、一度行なった学習を忘れかけてきたタイミングで再度行う学習方法のこと。短時間でもコツコツと勉強を続けるほうが記憶に定着しやすいのです。

なお、分散学習については「分散学習とは やり方やメリット・デメリットを解説」で詳しく解説しています。

すぐに集中力が切れてしまうことで「自分は勉強が続かない人間だ」と悩む必要は全くないわけです。

起床後13時間以上が経過している

社会人や多忙な学生の勉強が続かない原因として、勉強を始める時間が起床後13時間以降である場合が挙げられます。

厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針2014」によれば「人間が十分に覚醒して作業を行うことが可能なのは起床後12~13時間が限界であり、起床後15時間以上では酒気帯び運転と同じ程度の作業能率まで低下することが示されている」とされています。

参考:厚生労働省健康局「健康づくりのための睡眠指針2014」

例えば、朝7時に起きる生活の場合、夜8時に勉強を始めてもすでに作業効率は下がった状態なのです。やる気や気力の問題ではなく、生理学的に集中できる状態にないということを理解しておきましょう。

目標設定ができていない

勉強が続かないのは、目標設定が上手くできていないことも関係しているかもしれません。

勉強が続かないと悩んでいるということは、「大学合格」や「資格取得」といった目標があるからだと思います。しかし、これらはあくまでも中長期的な最終目標でしかなく、なかなか日々のやる気や行動には結びついてくれません。

勉強を継続させるためには、もっと身近で達成可能な目標を設定する必要があるのです。

成長実感がない

主に社会人の勉強が続かない原因として、成長実感が得られていないことが挙げられます。

学生であれば、定期テストで否応がなしに実力を試され、成長を知る機会となります。一方で社会人は、勉強したことがビジネスシーンですぐに活きるとは限りません。また、キャリアチェンジなどを目標として現在の仕事とは異なる勉強を始めた場合は、なおさら自分がどの程度成長しているかを確認する機会が得られにくくなります。

成長実感や達成感がない努力を継続できる人はほとんどいません。この点は「目標設定ができていない」とも深く関連しており、細かく成長実感が得られる機会を設定することが大切です。

学習環境が整っていない

学習環境が整っていないと、環境へのストレスのせいで勉強に意識が向きにくくなります。とくに気が散りやすいことを自認している人は、できるだけ視界に入る誘惑は少なくしましょう。また、部屋の気温なども集中力や効率性に影響することが明らかとなっていますので、学習環境は想像以上に勉強の継続に関連するといえるでしょう。

勉強を続けるための方法やポイント

自分の勉強が続かない原因を把握したところで、ここからは具体的に勉強を続けるための方法やポイントを解説していきます。

睡眠時間を確保する

勉強を続けるための絶対条件として、睡眠時間を確保することが挙げられます。ペンシルベニア大学とワシントン大学の共同研究によれば、6時間睡眠を2週間続けると、2日間徹夜したのと同程度まで集中力が低下するという結果が出ています。

出典:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12683469/

睡眠時間と集中力の関係については数多くの研究がありますが、いずれも睡眠時間が短いと集中力が低下するという結果が出ています。

また、学びの内容はレム睡眠のときに記憶として定着するといわれています。一般的にレム睡眠は、一晩のあいだに4、5回繰り返されるとされますが、睡眠時間が短いとその回数も減ってしまいます。つまり、学習内容が記憶として定着しにくくなってしまうわけです。

これらのことからも、勉強の継続と効率化には睡眠が絶対に欠かせないことがわかると思います。

達成可能な短期目標を設定する

勉強を続けるために欠かせないのが、達成可能な短期目標を設定することです。この「達成可能」が重要であり、モチベーションが多少下がっていてもクリアできる目標を設定して、勉強を習慣化させることが最大のポイントとなります。

最初から「毎日2時間勉強する」といった目標では、ほとんどの人は途中で挫折してしまいます。目標の達成期限が許すのであれば、まずは「参考書を15分ほど読んでみる」でも構いません。これを一週間クリアできたら少し難易度を上げ、本格的な勉強を習慣化できるようにがんばってみましょう。

なお、目標を立てるのが苦手という方は「目標達成できない人の特徴や理由 その改善策を解説」を合わせて確認してみてください。

キリの悪いところで切り上げる

勉強を継続させるテクニックとして、わざとキリの悪いところで勉強を切り上げるという方法があります。

マンガやドラマを見ている最中に急用が入ってしまい、その後もずっと続きが気になってしまう……という経験がある人もいるのではないでしょうか。これはツァオガルニク効果と呼ばれ、達成したことよりも中断していることに意識が向いてしまうという心理現象です。

これを利用することで、半端に終わっていた課題を終わらせたいという欲求が勝り、自然と勉強に向かうことができるわけです。

室温を意識してみる

学習環境の面で物の誘惑や音の対策をする人は多いですが、室温を意識することも大切です。

脳にとって最適な気温は20℃から24℃といわれており、脳内の体温が上がることで神経細胞の伝達速度が低下し、集中力が低下してしまいます。暑さで頭がぼーっとするのは、まさに脳内の体温が上昇してしまっているからなのです。

よく勉強中におでこに冷却シートを貼る人がいますが、脳を冷やすという意味ではほとんど効果がないと言われています。脳を冷やすためには鼻から冷たい空気を送り込むことが必要であるため、室温を調整することが脳のオーバヒートを防ぎ、勉強の継続に直結するというわけです。

「ビジネス数学研修」ならオルデナール・コンサルティング

弊社オルデナール・コンサルティングでは「ビジネスシーンで役立つ数字力の向上」を目的とした、「ビジネス数学研修」をご提供しております。

数字への苦手意識を解消して「数字力」を向上させることで、論理的思考力やデータを根拠とした提案など、実務に直結する能力を磨くことができます。学習形態もオンライン研修やeラーニングといった様々なサービスをご提供しておりますので、時間や場所を選ぶことなく人材育成を進めることができます。

「社員の提案力を上げたい」や「データを根拠にした意思決定を根付かせたい」などの課題にお悩みであれば、ぜひ弊社が提供する研修プログラムをご活用ください。