新入社員が抱える課題と解決に役立つ研修

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新しい環境に飛び込んだばかりの新入社員には、業界知識の取得や人間関係の構築といった様々な課題が降りかかります。

新入社員をしっかりと定着させ、戦力として育成していくためには、これら課題を解消できるような研修の実施が求められます。

今回は新入社員が抱えやすい課題とその解消に役立つ研修、また研修の担当者が感じている課題について解説していきます。

新入社員が抱えやすい5つの課題

人材育成の計画を立てる際、あらかじめ新入社員がどのような課題を抱えやすいか理解しておけば、より効果的な指導や研修を実施することができます。

業界知識の取得

経験者採用以外で必ず課題となるのが、業界知識の取得です。業界知識は日常生活のなかでは身につかないため、入社後に研修を通して学んでいくしかありません。

知識の取得は個人差が出やすいため、研修スケジュールにはある程度の余裕を持たせる必要があります。また、遅れが出ている新人は「自分はこの会社でやっていけないのでは」と不安や焦りを感じる場合が多いので、心的なケアを忘れないようにしましょう。

チャレンジ精神の欠如

近年の新入社員に共通する課題となっているのが、チャレンジ精神の欠如です。

JMAMの調査によれば、現在の新卒~若手社員にあたるZ世代は、失敗への恐れが強く、働くなかで不安を感じることが多いという結果が出ています。

参考:日本能率協会マネジメントセンター「【イマドキ新入社員意識調査2021】vol.1 Z世代の特徴」

年齢的にもまだ若いため、失敗への恐れや不安を感じやすいのかもしません。

ただ、Z世代は多感な時期に東日本大震災やリーマンショック、新型コロナウイルスの感染拡大といった大きな社会変動を経験していることから堅実志向であるという指摘は多く、やはり世代の特徴としてチャレンジ精神に欠ける傾向があることは否めないでしょう。

コミュニケーション

ビジネスにおけるコミュニケーションは、情報共有や商談、クレーム対応など、日常的な交流とは異なる性質を帯びています。そのため、コミュニケーションは新入社員の課題になりがちです。

日常的なコミュニケーションに問題はなくとも、ビジネス上の報連相は別物です。とくにクライアントや取引先とのやり取りのなかで齟齬があると、大きな損失につながる恐れがあるので注意が必要です。

人間関係

人間関係の問題は、各種調査でも退職理由の上位に挙がります。この課題を解決できるかどうかで、新入社員の定着率が大きく変動するといっても過言ではないでしょう。

とくに「同期入社がいない」「部署内に近い年齢の同僚がいない」といった環境の場合、社内に相談できる人ができにくく、人間関係の悩みを抱え込みやすくなります。

ビジネスマナー

新入社員のなかでも、新卒や第二新卒の課題として挙がるのがビジネスマナーです。敬語の使い方や名刺の渡し方、ビジネスメールの作成など、取引先や顧客の信頼を損なわないために最低限のマナーは欠かせません。

近年の学生は就職活動のなかでビジネスマナーを学んでいる場合が多いですが、一度は会社側でビジネスマナー研修を実施するほうが新入社員の安心にもつながるでしょう。

課題解決のために実施すべき研修

ほとんどの企業が新入社員研修を実施していますが、そのプログラムは企業によって異なります。ここでは、新入社員の課題を解決するために実施すべき研修内容について解説していきます。

なお、新人社員に向けた研修のポイントについては「新人社員研修に求められる内容や目標」でも詳しく解説しています。

関連記事:「新人社員研修に求められる内容や目標」

マインドセット研修

マインドセットとは、物事の判断や行動の基準となる考え方のことです。教育や時代的な背景、本人の気質などから形成され、思いこみなどのネガティブな要素も含まれます。

新入社員を対象としたマインドセット研修では、失敗も学びの機会と考えられるような「成長マインドセット」を根付かせることが求められます。

成長マインドセットを持つ人材は、仮に失敗をしても諦めずに問題解決に挑戦できます。チャレンジ精神の欠如が新入社員の課題となっていることからも、マインドセット研修は非常に優先度の高い取り組みといえるでしょう。

ビジネスマナー研修

ビジネスマナー研修は新入社員研修の定番の内容となっています。HR総研の調査でも、新入社員研修を行う企業の84%がビジネスマナー研修を取り入れていることがわかっています。

参考:HR総研「人材育成(階層別研修)に関する調査 結果報告【新入社員研修編】」

ビジネスマナーは基本さえ学べば、反復するなかで自然と身についていきます。電話応対や名刺交換などは慣れも大きいので、結果を焦らずに指導することも大切です。

コミュニケーション研修

コミュニケーション研修は営業や接客業だけが受講すればよいわけでなく、すべてのビジネスパーソンに求められる研修です。

ビジネスシーンでは、立場や年齢の異なる相手とも信頼関係を構築しなければいけません。とくに価値観が多様化する現在においては、相手の視点に立つことが重要になります。

「自身(自社)の意図をしっかりと伝える」「クライアントの要望を齟齬なく汲み取る」といったコミュニケーションを学ぶため、積極的に新入社員研修に組み込むべきでしょう。

コミュニケーション研修については「コミュニケーション研修とは 実施目的とその内容」でも詳しく解説しています。

関連記事:コミュニケーション研修とは 実施目的とその内容

新入社員研修における課題

ここまで新入社員側が感じる課題について解説してきましたが、新入社員研修を実施する側の担当者はどのような課題を感じているのでしょうか。

今回はベネッセホールディングスが実施した「2023年度新人研修に関する意識調査」で、上位に挙がった課題をもとに解説していきます。

参考:株式会社ベネッセホールディングス「2023年度新人研修に関する意識調査」

自社への定着と早期離職の防止

新入社員研修の最大の課題となっているのは、「自社への定着と早期離職の防止」です。

企業が終身雇用制度を維持できなくなり、働き方や価値観が多様化している現在、より良い環境を求めて転職するのは自然なことになっています。

企業側には新入社員のエンゲージメントを高め、早期離職を防ぐための施策が求められます。ただ、これは新入社員研修だけで終わる取り組みではなく、普段の社内環境や福利厚生など、組織運営すべてに関わる問題といえるでしょう。

実務に必要なスキルの取得

次に課題として挙がったのが、「実務に必要なスキルや知識・マインドの取得」です。新入社員研修の目的は「新入社員をできるだけ早く戦力にすること」ですので、根本的な課題と言えるかもしれません。

職種や業務内容によって異なりますが、基本的には実務に必要なスキルやマインドを取得するにはOJTが最適です。OJTは上司・先輩から直接指導を受けることから、信頼関係の構築にも役立ちます。

OJTによる研修については「OJTとは?(人材育成手法)」でも詳しく解説しています。

関連記事:「OJTとは?(人材育成手法)」

研修で得たことを配属後に活かす

3番目に多かった課題は、「研修で得たことを配属後に活かす」です。研修は、実務に役立つものでなければ意味がありません。新入社員研修に限らず、あらゆる研修に共通する課題といえるでしょう。

研修の内容を配属後に活かせるようブラッシュアップするためには、研修報告書を作成することがおすすめです。研修結果を報告書にまとめて、受講者の理解度などから改善案を探ることを習慣化していけば、回数を重ねるごとに研修の効果は向上していきます。

研修報告書については「【テンプレート付】研修報告書の内容と書き方」でも詳しく解説しています。

関連記事:【テンプレート付】研修報告書の内容と書き方

まとめ

新入社員の課題は、業界知識の取得や人間関係など誰しも共通するものから、チャレンジ精神の欠如のように時代的な背景が関係するものまで様々です。

これら課題を解決するためには、新入社員それぞれの気質や悩みに合わせて、適切な研修を実施することが大切です。

またその一方で、新入社員研修を実施する担当者も多くの課題を感じています。効果的な研修を実施するためには、担当者が感じている課題をひとつずつ解消していくことも重要になるでしょう。

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しかし、新入社員の多くは厳密な「正解」を求めがちで、仕事の進め方に対する意識が異なっている場合が多いのです。新人のチャレンジ精神の欠如が指摘される背景には、こうした社会人としてのマインドの切り替えが出来ていない部分も大きいと思われます。

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