転職は裏切り?:人材育成ニュース記事考察.6

2022年3月4日
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企業の人材育成等に関する最新ニュース記事をピックアップする、「人材育成ニュース記事考察」をお届けいたします。

 

「転職は裏切り」と考えるザンネンな企業が、知るべき真実

(2022年2月10日 IT Media ビジネスONLINE より)

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2202/10/news027.html

 

いまでこそ転職は当たり前になりましたが、まだまだ帰属意識が高く会社を辞めることに対して

ネガティブな印象を持つ方も多いのではないでしょうか?

私はこれまで新卒入社文化の強い会社と中途入社者の多い会社の両方を経験してきましたが、

どちらも一長一短なので一概に良い悪いで判断することはできません。

 

ただ、人材育成の観点では環境が異なる「他社の経験」は非常に重要だと捉えています。

 

記事中にも「第一生命やトヨタ自動車などで「人材育成」を目的とした他社出向が行われています。」

と書かれています。私が以前勤めていた会社でも多くのメンバーを出向形式で子会社へ送り込みましたが、

多くの出向者から

 

「本社の社員は恵まれている」

「環境を変えた方が成長に繋がる」

 

この様な意見を聞きました。私も転職回数が多いのでよく理解しているつもりですが、

環境の変化は人の成長に繋がります。

 

長く同じ環境にいると社内インフラを使用することが当たり前になるので整備された環境が当然と

感じてしまいます。クリック一つで売上データやマニュアルなどにアクセスできます。それらが整備されて

いない環境に立たされると、人はまず不満を漏らします。

 

「こんなのはおかしい」

「もっと設備投資を行うべき」

「誰もこれらの環境を整備しないのか?」

 

でも、不満を唱えても誰も相手にしてくれません。それどころかその様な不満を唱えれば唱えるほど、

周囲の社員から白い目で見られるでしょう。

 

これは、大手企業から転職や出向して失敗する典型的なケースです。

 

なので、私は転職を含めてキャリアの早い段階で環境変化に順応することは必要だと考えています。

ただ必ずしも転職が必要ではなく昨今増加している副業や出向・異動などを積極的に受け入れる

べきではないでしょうか?

 

転職=裏切りといったネガティブな考え方ではなく、

転職=スキルアップと捉え、必要であれば「カムバック制度」などで

出戻りを歓迎する企業が増えてくることを願います。