仕事で役立つデータ分析とは?

#ロジカルシンキング#伝え方#分析力#教育担当者向け

数年前に「ビックデータ」との言葉が流行り出してから、データ分析の重要性が多くの企業で語られています。「AI人材を採用しなければ!」「データサイエンティストを育成したい!!」と言ったことも度々聞かれます。

最近では統計ソフトやデータマイニングのソフトを用いることで膨大なデータ解析を行うことができます。ビックデータ解析を行うことでこれまで見えなかった改善点やビジネスチャンスを把握することが出来るかもしれません。

この様にデータを分析し効率的かつ効果的に事業を推進することはとても素晴らしいことです。今後も多くの企業で更にデータを活用した意思決定を実現して頂きたいです。ただ、、

 

この様な対応を行うだけで「ビジネスシーンで数字を活用する」力はつくのでしょうか??

 

数字リテラシーの高い社員しかいない企業であれば問題ないと思います。しかし、多くの企業ではその様なことはありません。「数字は苦手」「データはあるがどうして良いか分からない」こんな声を多く聞きます。

昨今のデータ分析力強化志向は、数字に強い人が更に強くなる一方で数字に対する苦手意識を持つ社員を置き去りにしているのではないでしょうか。冷たい言い方をすればその様な社員を排除するとの考え方もありますが、企業規模が大きければ現実的ではないでしょう。また、専門知識を有した一部の社員が行ったデータ分析結果について、大多数の「数字が苦手」な社員が効果的に活かせるとは思えません。

 

高度な知識を活用したデータサイエンティストの育成も重要ですが、「数字が苦手な人材」の育成も必要ではないでしょうか?

 

「数字が苦手な人材」を育成するには、高度な統計知識を学ぶことが答えではありません。データから現状を把握し、仮説を立て、検証または実行を行う、といったことの重要性を認識し手法を学ぶことが重要です。これらに必要なスキルは「四則演算」でしかありません。

数字が苦手でも大半の人は「四則演算」はできます。なので重要なことは「数字に対する苦手意識の克服」と「数字を活用する手法の理解」です。一部のデータサイエンティストだけが数値分析を行う企業よりも、多くの社員が一定の数字活用方法を実践できる企業の方がビジネスで数字を効果的に活用できていると言えるのではないでしょうか?

 

弊社が提供する「数的センス向上トレーニング」では、この様な方を対象とした数字力の向上を目指しています。

 

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