切り替えが早い人とは 切り替えを早くするコツを解説

#おすすめ記事#伝え方#分析力#管理職向け#若手向け

切り替えが早い人には「自己評価が正確」「行動力がある」「無意味な比較をしない」といった特徴があり、ビジネスやスポーツでの活躍につながる重要な要素となっています。

こうした切り替えの早さは、生来の前向きな性格や頭の回転の早さだけで決まるわけではなく、「深呼吸をする」「悩みを紙に書き出す」「物事の受け止め方を変える」などのテクニックで後天的に身につけることもできます。

今回は、切り替えが早い人の特徴や、切り替えの早さを身につけるためのコツについて解説していきます。

切り替えの早さの大切さ

切り替えの早さはビジネスやスポーツでの成功の鍵となり、毎日を暮らしやすくするための大切な要素でもあります。失敗や不安を引きずっていると頭のリソースがネガティブなことで占められてしまい、余計なミスを起こしやすくなりますし、ストレスで体調にも悪影響を与えるからです。

失敗や予期せぬトラブルは、生きている限り避けることはできません。大切なのは、失敗やトラブルのあとにいち早くメンタルを立て直し、切り替えて元通りに行動することなのです。

切り替えが早い人が持つ5つの特徴

切り替えが早い人には「自己評価が正確」「行動力がある」「無意味な比較をしない」といった特徴があります。ここでは、代表的な5つの特徴について解説していきます。

自己評価が正確

切り替えが早い人の多くは、自己評価が正確です。自分の力量や性格をよく理解しているため先々の予想が正確であり、結果に対して感情を過度に揺さぶられることがありません。

また、自己評価が正確だと次に自分が何をすべきかも把握できるため、すぐに頭を切り替えて行動ができます。

行動力がある

切り替えの早さは行動力の高さに深く結びついています。悩んだり、落ち込んだりする時間を作らず、すぐに行動することができます。

ただし、考えなしに行動すると失敗を繰り返すことになるため、反省と改善を行うことも大切です。その点で、行動力には自己評価の正確さが求められるといえるでしょう。

柔軟な思考力を持っている

切り替えの早さを支える要素として、柔軟な思考力が挙げられます。やり方が間違っていることに気付いたり、状況が一変してしまったりすると、ショックや混乱で思考停止に陥ってしまうこともあると思います。

しかし、柔軟な思考力があればすぐに新たな方法を思いつき、状況に合わせた行動を取ることができます。頭が堅いという自覚があるのなら、まず思考の柔軟性を磨くことが切り替えを早める近道となるでしょう。

無意味な比較をしない

切り替えが早い人は、他人との無意味な比較をしません。「同期はできているのに……」「兄弟は自分と比べて優秀」といった比較は自己肯定感を下げるだけで、なにも生み出さないからです。

ただ、切り替えが早い人が他人との比較をしないかといえば、そうではありません。「自分は同期と比べて○○が足りないので、次までに出来るようにしよう」といった、自分の成長につながる比較は積極的に行なっていきましょう。

感情のコントロールが上手い

切り替えが早い人は、感情のコントロールが上手です。とくにネガティブな感情を引きずらず、穏やかな状態に戻す術を持っていると人間関係も良好になります。

ただ、感情のコントロールは簡単なことではなく、人それぞれ有効な方法も異なります。まずは、自分に合ったやり方を見つけることが重要になるでしょう。

切り替えの早さを身につけるための5つのコツ

切り替えの早さは、生まれもっての前向きな性格や頭の回転の早さで決まるわけではありません。人間の体の構造を活かしたテクニックなどで後天的に身につけることもできるのです。ここでは、具体的に5つのコツをご紹介します。

深呼吸(複式呼吸)をする

気持ちを切り替える一番の方法は、深呼吸(腹式呼吸)をすることです。深呼吸を行うことで副交感神経が刺激され、体がリラックスした状態になります。

また、腹式呼吸によって横隔膜が下がることで肺の隅々にまで空気が送り込まれ、酸素が体中に送り込まれます。これにより、血行が良くなって筋肉の緊張がほぐれるという効果もあります。

とくに現代人はデスクワーク中心で、浅い呼吸(胸式呼吸)になりやすいといわれていますので、意識して深呼吸をすることが大切です。精神論やおまじないではなく、文字通り自律神経が切り替わるわけですから、最も効果的な気持ちの切り替え方といえるでしょう。

悩みや不満を紙に書き出してみる

気持ちを切り替える方法として、悩みや不満を紙に書き出してみることも非常に効果的です。これは心理学において「エクスプレッシブ・ライティング(筆記開示法)」と呼ばれる手法で、もともとは心的外傷後ストレス障害への対処法として考案されたといわれています。

やり方は簡単で、自分が抱えている悩みや不満などの心の内を約20分書き出していくだけです。文法や表現を気にする必要はありませんが、毎日継続することでストレス解消効果が高まります。

音楽を聴く

音楽を聴くことも、気持ちを切り替えるのに有効な方法となります。様々な研究によって、音楽を聴くことで脳が活性化することがわかっているからです。

例えば、ゆったりとしたリズムの音楽を聴くことで副交感神経が優位となり、リラックス効果が得られます。逆にアップテンポの音楽を聴けば、士気が高まるなどの効果が得られます。

スポーツ選手が出番の直前まで音楽を聴いているように、音楽の効果は科学的に証明されています。また、音楽による気持ちの切り替えは、「どのような気持ちに切り替えたいのか」まで意図的に調整できる点も大きなメリットといえるでしょう。

物事の受け止め方を変える

切り替えを早くするためには、物事の受け止め方を変えることも大切です。起きてしまった事実は変わりませんが、受け止め方を変えることで心持ちは大きく変化するからです。

例えば、絶対にやりたくない仕事を巡り、上司と衝突してしまったとしましょう。そこで「自分は社会不適合者だ」と落ち込んでしまうと、他の仕事のパフォーマンスまで低下してしまいます。

ですから、この場合であれば「自分は立場が上の人から圧を受けても、屈しない意志がある」と前向きに捉え直すことで、ネガティブな感情を引きずらないようにすることが重要になるわけです。もちろん、これは自分の悪癖や失敗を開き直るという意味ではなく、反省すべき点は反省する必要があります。

なお、物事の受け止め方を変える方法については「物の見方とは 見方を変える7つの方法を解説」で詳しく解説しています。

原因解明に注力する

失敗のあとの切り替えを早めたいのであれば、原因解明に注力する習慣を身につけましょう。落ち込む間を作らずに、何が失敗につながったのかを解明するために即座に行動するわけです。

「失敗を認めたくない」「どうしても気分は落ち込んでしまう」という方も多いと思いますが、すぐに行動を開始する習慣が身につけば自然と「失敗は成功の糧」という意識に切り替わり、気分が落ち込むことも減ってくるでしょう。

切り替えを早くするためには「唯一の正解を求めない」

切り替えの早さを身につけるためには、唯一の正解を求めないことが大切です。これについて弊社の研修では、学校数学とビジネス数学の違いを例に説明しています。

学校の数学で出される課題には必ず「正解」があり、その「正解」を導き出すことで評価が得られます。こうした学校での考え方が抜けていない人は、社会に出たあとも数字やデータを目の前にすると、つい「正解」を求めてしまう傾向があります。

しかしビジネスでは、売上高のグラフをいくら数学の課題のように解こうとしても「正解」はありませんよね。

例えば「昨年の売り上げデータとスタッフの営業成績のデータから、来月の○支店の売り上げ予測を出して」という指示を受けたとしましょう。一見すると数学の課題のような指示ではありますが、現実ではこの指示に対して「正解」を出すことはできません。未来を正確に予測することは、どんな計算式を用いてもできないからです。

とくに近年の変化のスピードが早いビジネスシーンでは、100点満点の答えを追い求めるのではなく、ざっくりと素早く答えを導き出してアクションを起こすことが求められます。切り替えが早い人はこうした考え方が身についているため、ひとつの答えに執着しない柔軟な思考力や、高い行動力を発揮できるわけです。

「ビジネス数学研修」というと専門的な知識や技術を身につける研修と思われがちなのですが、実はビジネスで必要とされる考え方や切り替えの早さなど、実務に直結したスキルを磨く人材育成プログラムなのです。

なお、弊社は企業向け研修だけでなく、オンラインサロン「社会人の数字力向上サロン」を運営しておりますので、個人でも気軽に「ビジネス数学」について学ぶことができます。サロンでは時事ネタなどをテーマとして、データや数字の裏側を楽しみながら学んでいく環境が整っています。

「一人だといつも勉強が長続きしない」「身近に仕事のやり方を相談できる人がいない」といった方でも、ビジネス数学インストラクターが伴走してあなたの学習をサポートするので、ぜひ気軽に参加してみてください。 弊社のビジネス数学の取り組みやオンラインサロンについて「もっと詳しく知りたい!」と思っていただけましたら、まずは以下のリンクからお問い合わせください。