ビジネス数学でニュースを斬る!⑤DX人材育成?
2020年9月11日の日経新聞に下記の記事が掲載されていました。
投資、設備から人材へ 日立が全16万人にDX研修
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63704500Q0A910C2MM8000/?n_cid=NMAIL006_20200911_A
ここ数年、DX(デジタルトランスフォーメーション)の重要性が声高に叫ばれていることからデジタル人材の育成について様々な企業からお声がけを頂きます。
社員のデータ分析力を強化したい、データサイエンティストを育成したい、AI人材を採用したい、、等々。
更にに最近はリモートワークが増えてきたこともありコミュニケーションギャップが生じやすくなりました。
ギャップを解消するためには曖昧な表現を避けることが必要であり数字を使ってコミュニケーションを取ることが求められています。
このような背景もあり社員のデジタルデータ活用スキルを高めたいと考えるのは自然な流れだと思います。
では、全社員を対象にDX強化研修を実施すべきか?私は必ずしもこの考えが正しいとは思えません。
多くの人が集まればスキル差が生まれるのが当たり前です。数字に強い人もいれば数字が苦手な人もいます。
一律に同じ研修を行うことが良いとはどうしても思えません。数字が苦手な人に難しいDX研修を行うともっと数字が嫌いになります。。
ではどうすればよいか?まずは社員のレベルに合わせた数字力強化研修が必要です。
数字が苦手な人の多くは学生時代に数学が苦手でした。数学=難しいとの考えが頭に残っているのでビジネスシーンでも数字を使うことに抵抗を感じています。
しかし、ビジネスシーンで活用する数字力は決して難しくありません。大半は四則演算で十分。
なので、まずは数字に対する苦手意識を払拭することに重きを置いたトレーニングが必要です。
弊社が企画運営する「数的センス向上トレーニング」は、入門編・基礎編・実践編とレベルを分けてご提供しています。
レベルに応じた研修を定期的に受講することで数字に強いビジネスパーソンを目指して頂きたいです。