「新入社員の理想の上司」ランキング:人材育成ニュース記事考察.18
企業の人材育成等に関する最新ニュース記事をピックアップする、「人材育成ニュース記事考察」をお届けいたします。
「新入社員の理想の上司」ランキング、男性は「●●●●」が初の1位
(2022年5月21日「ITmedia ビジネスオンライン」より)
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2205/20/news182.html
毎年この季節の風物詩だと思いますが今年も理想の上司ランキングが公表されました。
栄えある第1位はあえて伏字にしましたのでリンクをクリックしてご確認ください。
ちなみに、こちらのリンク元は産業能率大学総合研究所発表のものです。同ランキングは
複数の調査結果があることをご了承ください。
私はランキングトップの方とは恐らく性格も仕事の進めも異なるので若干負け惜しみとなりますが…
この手のランキングにあえて一石を投じたいと思います。
新入社員が選ぶ理想の上司が必ずしも会社が求める理想の上司ではないのではないでしょうか?
昨今は各種ハラスメントが社会課題となることもあり、厳しい上司の存在が少なくなりました。
もちろん過度のハラスメントは大きな問題であり改善が必要なのは言うまでもありません。
しかし、仕事だけでなく人生を生きる上では様々な壁を乗り越えなければなりません。
その壁を乗り越えるためには自身の成長が必要不可欠です。
そして、自身が成長するためには厳しい意見を言ってくれる上司が必要ではないでしょうか?
私はこれまでの仕事人生で良くも悪くも厳しい上司に恵まれてきました。
その日の気分に左右され、理不尽な意見を振りかざす上司もいました。
ただ必ずしも、厳しい上司=理不尽な上司ではなく、部下の成長を願ってあえて厳しい態度で接する
上司もたくさんいました。
大事なのはメリハリであり、優しすぎても厳しすぎても駄目ですよね。
ここ数年の理想の上司ランキングでは優しい人がランクインしがちですがある意味時代に逆行した
厳しい上司が増えることを期待しています。
ちなみに、10年前の2012年の同ランキング男性トップは橋下徹さん。厳しそうですね…