学生の約70%が「金融について学びたい」:人材育成ニュース記事考察.12
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学生の約70%が「金融について学びたい」 身に付けたい知識は?
(2022年3月15日 IT Media ビジネス ONLINEより)
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2203/15/news068.html
一昔前まで、日本ではお金の話しがタブー視されてきました。お金の話しをすることは何となくいやらしい…
と思う人は今でも多いのではないでしょうか?
真面目にコツコツ働くことで幸せな中流家庭を築けた昭和の時代であればそれでよかった
かもしれませんが、平成を超えて令和の時代を迎えた現代ではそうも言ってられません。
これからの時代を生き抜くには誰もが最低限の金融知識を持つべき。
なので2022年4月から高校で「金融教育」が必修化されることは大賛成です。
一方で、教育の内容が気になります。18歳の若者は本当に「金融」を学びたいのでしょうか?
私が18歳だったはるか昔を思い出すと、「金融」を学びたいとは、とても考えていなかったです。
ただ漠然と「お金儲け」には興味がありました…
何が言いたいのか?「金融」などと難しい言葉を使うのではなく、「お金儲けしたいですか?」
「将来の生活が不安ではないですか?」とより本質な問いかけを行うべきではないでしょうか?
現代は情報化社会です。大人が情報にフィルターを掛けても18歳の若者は自分たちで
様々な情報を収集します。であるならば、堂々とお金に関する話を学校でも家庭でも
行うべきではないでしょうか?
論理の飛躍と言われるかもしれませんが…
なぜ数字に対して苦手意識を持つビジネスパーソンが多いのか?との問いに対する一つの答えとして、
子供の頃からお金に関する教育を行う機会や環境が備わっていないことがあげられると考えています。
そのため、学生時代からお金に関する知識を得て、論理的にデータや数字で考える癖付けを行うことが、
ビジネスパーソンの基礎力向上に繋がるのではないでしょうか?
なので皆さん、家庭でも堂々とお金の話しを沢山しましょう!