仕事ができる人に共通する7つの特徴

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仕事ができる人は多くの場合、「同僚や上司、顧客から信頼を得ている人」を指し、「行動力」や「コミュニケーション能力」、「課題発見力」といった共通する特徴があります。

今回は、仕事ができる人の特徴や仕事にできる人になるためのコツについて解説していきます。

仕事ができる人とは

仕事ができる人の定義は、職種やポジションによって求められるものが異なるため、明確に定めることはできません。ただ、強いて共通点を挙げるのならば、仕事ができる人とは「同僚や上司、顧客から信頼を得ている人」といえるでしょう。

仕事ができる人を目指すのであれば、ビジネスにおいて何をすれば信頼を勝ち取れるかについて考えていくことが早道となります。

仕事ができる人に共通する7つの特徴

仕事ができる人には、どのような共通点があるのでしょうか。7つの特徴から解説していきます。

主体性とスピード感を兼ね備えた行動力

仕事ができる人に共通する特徴として、高い行動力が挙げられます。これは単にアクティブさを示すだけではなく、仕事のなかで率先して役割や課題を探し、積極的に行動できる「自律型人材」を指します。

近年のビジネスシーンでは著しい環境変化が続き、人手不足を背景に一人あたりの生産性向上が求められています。こうした状況下で「仕事ができる人」として活躍するためには、主体性とスピード感を兼ね備えた行動力が必要となるわけです。

高いコミュニケーション能力

仕事ができる人は、高いコミュニケーション能力を有しています。自身の意見・希望を押し通したいときも、コミュニケーション能力が高い人ならば相手に不快感を与えず、信頼関係を構築したうえで目的を遂行します。また、取引先や部下の意図を正確に汲むという場面でも、やはりコミュニケーションの高さが求められます。

なかには一人で黙々と成果を上げ続ける人もいますが、会社という組織のなかでは周囲とのコミュニケーションを怠る人に信頼の目は向けられません。仕事上の成果と同時に「仕事ができる人」という評価を得たいのであれば、やはりコミュニケーション能力は不可欠といえるでしょう。

課題発見力・解決力を持つ

仕事ができる人は、取り組んでいる仕事や周囲の環境に潜んでいる課題・改善点を見つけだし、それを解決する術を持っています。これは「あら探し」のような後ろ向きな意味ではなく、効率化や満足度の向上を目的とした主体的な取り組みを指します。

多くの人が見落とすような問題点を発見したり、顧客自身も気付いていなかった要望を提案したりすることで、自ずと周囲の評価・信頼感も高まっていくでしょう。

抽象的なことを言語化できる

仕事ができる人は概念的・抽象的な事柄を言語化し、相手にわかりやすく伝える力を持っています。言語化のスキルを伸ばせば、商談やプレゼンの成功率が上がるだけでなく、内省の質が上がって自身の成長を早めることにもつながります。また、経営層や管理職にとっては、部下にビジョンを共有するために欠かせないスキルでもあります。

言語化は語彙が豊富であれば成り立つのではなく、相手の反応をイメージする力や、相手にとってわかりやすくなるように情報を加工する表現力も必要となります。そのため、言語化のスキルを高めるのは一筋縄ではいきませんが、そのぶん様々なビジネスシーンでの成果につながるでしょう。

なお、言語化力については「言語化力とは 言語化力を伸ばすメリットと鍛え方を解説」で詳しく解説しています。

関連記事:「言語化力とは 言語化力を伸ばすメリットと鍛え方を解説」

身だしなみが整っている

仕事ができる人の多くは、身だしなみにも気を配っています。もちろん、身だしなみに気を回す暇もないほど、仕事に打ち込んでいる人もいるでしょう。しかし、人の印象としては、身だしなみと仕事ができるかを関連づける人が多いのが現実です。

実際、経営層と人事責任者を対象としたある調査によれば、「見た目・身だしなみの第一印象が良い人は実際に『仕事ができる人』だと思いますか」という質問に対し、8割以上が「思う」と回答しています(「とても思う(20.9%)」、「やや思う(61.6%)」)。

参考:株式会社プラスエイト「成功するビジネスマンに関する調査」

身だしなみが相手に与える影響を理解している人は、セルフマネジメントの重要さに気付いていると言い換えることもできます。自分自身と身の回りの清潔感を意識できれば、自然と周囲からの信頼感も高まってくるでしょう。

レスポンスが早い

多くの人がレスポンスの早い相手に対して「仕事ができる人だ」と感じた経験があるのではないでしょうか。レスポンスが早ければそれだけ仕事も早く進むため、信頼感や好感の獲得につながります。

とくに近年はメールだけでなくチャットツールの導入も進んでいるため、レスポンスを後回しにしていると、すぐにメッセージが山積みになって重要な連絡も埋もれてしまいます。

それに加えてテレワーク環境下では、レスポンスがないと「仕事をサボっているのでは」と不信感を招きかねません。働き方やビジネス環境が急速に変化するなかで、レスポンスの早さはますます重要になってきています。

調査力だけでなくデータの活かし方を知っている

仕事ができる人は調査力があり、情報・データの収集に余念がありません。仕事に直接的に影響するものだけでなく、広く自身に関わりがありそうな事柄についてアンテナを張っています。

また、入手した情報・データの扱い方によって、仕事ができる人とできない人のあいだには大きな差が生じます。仕事ができる人は情報・データを額面通りに受け取るのではなく、精査や解釈を行い、それを根拠とした自分なりの仮説を立てて、仕事に落とし込んできます。情報やデータを根拠にアクションを起こすことで、評価を得る機会も増えていくでしょう。

なお、ビジネスシーンでのデータの活かし方については「ビジネスにおけるデータ活用とは」でも詳しく解説しています。

関連記事:「ビジネスにおけるデータ活用とは」

仕事ができる人になるための3つのコツ

仕事ができる人になるためには、具体的にどのようなことを心がければよいのでしょうか。ここでは、重要な3つのコツをお伝えします。

身近なロールモデルを設定する

ロールモデルとは、行動や考え方の模範となる人という意味であり、ロールモデルの設定は人材育成の手法としても重要視されています。

前述のとおり、「仕事ができる人」は業界やポジションによって異なります。その点でロールモデルは社内において実際に成果を上げている人物であり、その働きぶりや思考法を模倣すれば、同様の成果を生み出せる可能性が高いわけです。

まずは身近なロールモデルを設定し、その働きぶりを模倣しながら自分なりの方法論を構築していきましょう。

物事を論理的に考える癖をつける

価値観の多様化や目まぐるしい技術革新などによって、現在は「VUCAの時代」と呼ばれ、不確実性が高く、将来の予想が難しい状況にあります。こうした環境下で仕事を遂行するためには、物事を論理的に考えることが大切になります。

論理的な思考で物事を体系的にまとめて、筋道を立てて考えていけば、複雑な問題であっても素早くポイントを見つけだすことができます。計画からアクションに至る流れも早くなりますし、コミュニケーションの質も向上するでしょう。

物事の優先順位を見極める

長時間労働が是正され、作業の効率化が求められる昨今において、物事の優先順位の見極めがとりわけ重要になっています。緊急性や負担の重さ、属人性などから、どの仕事を優先して取り組むかを考える必要があるわけです。

さらに職位が上がれば、「部下に任せる・指示する」「アウトソーシング」といった選択肢も増えます。日頃から様々な判断材料を考慮し、最適な選択について考えることを習慣化することが大切です。

仕事ができる人は「数字力」を身につけている

ここまで仕事ができる人の特徴について解説してきましたが、多くの方が「何から手をつければ……」と、途方に暮れてしまったのではないでしょうか。しかし実は、仕事ができる人の特徴の多くは「数字力」を学ぶことによって身につけることができるのです。

例えば、企業の課題発見には人事データや売上データの分析が不可欠ですし、調査力とその分析についても数字の扱いに慣れることで上達していきます。一見すると数字と関係ないように思えるコミュニケーション能力も、数字を用いた定量化した表現に慣れることで、誤解なく相手に意図を伝える術が身につきます。

このように、数字力について学ぶことによって、仕事ができる人が共通して持っているスキルや能力を高めることにつながるのです。

「ビジネス数学研修」を企画・運営する弊社では、数字力を「数字やデータから素早くポイントを見つけだし、相手にわかりやすく伝える力」と定義し、「把握力、分析力、選択力、予測力、表現力」を高めていくプログラムをご提供しています。

研修では「わかりやすい資料を作成したい」「クライアントに対して説得力のあるプレゼンを行いたい」といった課題に合わせて、実際のビジネスシーンを想定した演習を行なっていきますので、業界やポジションを問わず「仕事ができる人」に近づけます。「仕事ができる人材を増やしたい」とお悩みの人事担当者の方も、ぜひ弊社の研修プログラムをご検討ください。

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