データや数字が苦手な人材多数:人材育成ニュース記事考察.4
企業の人材育成等に関する最新ニュース記事をピックアップする、「人材育成ニュース記事考察」をお届けいたします。
今どきファクスって…コロナ集計にアナログの限界、大阪市1・2万人漏れ
(2022年2月6日産経新聞ウェブサイトより引用)
https://www.sankei.com/article/20220206-QEUIA7PF2BLINLSE7XMJVI2LEE/
長らく続くコロナ禍において医療機関の皆様は多忙な日々を過ごしていると思われます。まずは感謝申し上げます。
その上で本記事から日本が抱える課題について考察します。
10年ほど前の「ビックデータの解析」から始まり、昨今は
・データサイエンティストの育成
・AI人材の採用
・DXの推進
など、デジタル人材の育成と活用が必要不可欠と言われています。そのため多くの企業では、
統計スキルやデータリテラシーを高める高度な研修を多く導入しています。
しかし、現実を見てください…
–記事引用–
しかし医療機関からのファクスでは、個人情報の誤送信を恐れて一部の項目が黒塗りにされて届くことも。
ハーシスの画面にアクセスする時間すら惜しいという。「手書きなら診察の合間にも手早く処理できる」
–引用終わり–
これらは極端な例かもしれませんが、多くの企業で似たようなアナログ対応またはアナログ思考が
まかり通っているのではないでしょうか?と考えると、今必要なことは一部の「高度なデジタル人材育成」ではなく
より多くの社員の「データ・数字リテラシー向上」ではないでしょうか?
ここから改善しなければ組織としてデータの有効活用ができないと思われます。