ロジカルシンキングとは?

2022年11月20日
#おすすめ記事#ロジカルシンキング#伝え方#分析力

『ロジカルシンキング(論理的思考)』は、ビジネスパーソンに欠かせないスキルの一つと言われています。では、どのようにしたらロジカルシンキングを身につけることができるのでしょうか?

ロジカルシンキングを身につけるメリットや身につけ方について解説いたします。

 

 

 

ロジカルシンキングとは?

ロジカルシンキングとは、「Logical=論理的」な「Thinking=思考」を意味し、合理的な筋道を立てて物事を考える思考法です。根拠から結論を導き出すので、ロジカルシンキングを身につければ、自分の考えを誰もが理解できるようにわかりやすく伝えることができるようになります。

ロジカルシンキングとそうでない考え方がどう違うのかわからないという方もいらっしゃるかもしれませんね。

例えば、同僚に「今朝は喉が痛いから朝ごはんを食べた」と言われたら、「喉が痛い」と「朝ごはんを食べる」ことの関連性が見えず、意図が理解できないですよね。話し手は「朝起きたら喉が痛くて、(風邪かもしれないと思い、風邪薬を飲んだから、胃を痛めないために普段は食べない)朝ごはんを食べた」という意図で話してたのかもしれません…。

 

上記の例は極端ですが、客観的視点に欠け、情報の整理ができていないことや因果関係が成立しないと言う点で、話し手がロジカルシンキングスキルを身につけていないことがわかりますね。ロジカルシンキングはコミュニケーションスキルの一部でもあり、どんな現場でも活かせるポータブルスキルでもあるのです。

 

 

 

ロジカルシンキングの代表的な手法/フレームワーク

ロジカルシンキングには3つの代表的な手法とフレームワークがあります。それぞれ順にみていきましょう。

 

ロジカルシンキングに役立つ3つの手法

  • 演繹法…哲学者ルネ・デカルトが提唱した思考法。一般論・ルールなどの普遍的な前提と観察事項を結び付け、結論を導く方法。三段論法とも呼ばれる。
  • 帰納法…複数の事例・観察事項から共通点を抽出し、法則を推論する手法。
  • 弁証法…哲学者ヘーゲルにより確立された法則。対立または矛盾する2つの事項を合わせて考え、統合案を導く手法

難しいことを考えなくても、これらの手法に沿って考えれば必ずロジカルシンキングになるため、ロジカルシンキングにトライしてみようという方は、各手法の例題を解いてみるのもおすすめです。

 

ロジカルシンキングに有効なフレームワーク

社内会議やプロジェクトでは、さまざまなビジネスフレームワークを使う機会がありますよね。実は、それらのフレームワーク自体が論理的に作られているので、フレームワークにはロジカルシンキングで物事や課題を分析するヒントが隠れています。

例えば、ロジックツリーはその名の通り、論理的に問題を深堀していくフレームワークですので、筋道を立てて物事を分析するのに最適です。その他にもMECEやピラミッドストラクチャーなどのフレームワークがロジカルシンキングに有効です。

ただし、フレームワークは使い方を間違えてしまえば、意味をなさないという大きな欠点があり、ロジックツリーやピラミッドストラクチャーなどの有効なフレームワークもロジカルシンキングができなければ、使いこなすのは難しいでしょう。

 

 

 

ロジカルシンキングはビジネスに欠かせないスキル

ロジカルシンキングはどんな職種・ビジネスにも役立つポータブルスキルです。社員一人一人がロジカルシンキングを身につければ、組織の生産性が向上し、また社員自身もスキルアップやキャリアアップをはかれます。

ロジカルシンキングを身につける3つのメリットをご紹介いたします。

 

問題解決能力が身に付く

ロジカルシンキングでは常に論理的に物事を理解しようとするため、原因と結果の関連性を重視します。ですので、複合的な要因が重なって複雑な問題が発生した時でも、要因と結果を結びつけ分析することができるので、絡まった糸を解くように問題をシンプルにし、解決に導くことができるのです。

そもそも問題解決能力とロジカルシンキングは密接な関係にあり、どちらも観察力や分析力、そして合理的に考える力が必要です。真面目に仕事をしていても、論理的な思考が身についていなければ、問題が発生した時に解決方法を共有できなかったり、問題の本質を見極めることができず、遠回りしてしまいます。

 

問題解決能力が高ければ、物事を表面的に解決するだけでなく、根本的な原因を探りだし、業務改善につなげたり、隠れていた課題を見つけ出すことができるでしょう。また、こう着状態に陥ったプロジェクトの現状打破や取引先とのトラブルを丸くおさめるにもロジカルな思考法が助けになるので、プロジェクトリーダーやチームリーダーには必須のスキルと考えられます。

 

わかりやすいプレゼンができるようになる

論理的な思考で考えたアイデアは、前提や条件を共有していれば誰でも必ず理解できます。一方、直感的で抽象的なアイデアは、ユニークで興味深いかもしれませんが、その魅力を伝えるのに苦労しますよね。

ロジカルシンキングを身につければ、論理的なアイデアの良さを伝えるのはもちろん、ユニークで斬新なアイデアでさえ相手にわかりやすくプレゼンすることができるようになります。

 

論理的なアイデアであれば、そのアイデアが「どんな課題をどのように解決するのか」筋道を立てて説明することができますし、一見論理的でないアイデアも、どうしてそのアイデアが良いのか、論理的に分析し、相手に示すことができるでしょう。

論理的なプレゼンは説得力が強く、相手も納得しやすいうえ、相手の要望に沿えていなかった時も、筋道を示しながらプレゼンすることで、どこで軌道がずれたのかが明確になり、問題解決までの時間も短縮できます。

 

データを活かせる

デジタル化が進み、ビジネスに有用なデータを簡単に取得できる時代になりました。しかし、その膨大なデータを使いこなすには、さまざまな能力が求められます。

データ分析を適切におこなうためには、まずそのデータが「何を裏付けるのか」「何を導けるのか」を考え、どんな課題を発見し解決できるのかをデータから読み取る必要があります。そのためには、論理的に収集する情報を精査し、集計方法などを吟味することが重要です。

 

そのうえ、データ分析で得られたデータは、物事を論理的に考える際の「根拠」となる重要なデータです。データをもとにアイデアやプロジェクトを肉付けしていけば、論理的思考に裏付けられた信頼感のあるアイデア/プロジェクトが出来上がるでしょう。

 

 

 

ロジカルシンキングを身につけるためには?

ロジカルシンキングの重要性をご理解いただけたでしょうか?論理的に物事をとらえることができれば、困難に直面した時にも冷静に対処することができるので、実はビジネスシーン以外でもおおいに役立つスキルなんですよ!

普段からロジカルシンキングを意識することで、さらにビジネスシーンでも論理的な思考ができるようになるかもしれません。ロジカルシンキングを身につけるために意識したい4つのポイントをご紹介いたします。

 

言葉を大切に扱う

最初に意識して欲しいのは「言葉」の大切さです。一見、思考法とは関係ないように思えますが、論理的に考えることができても、その都度適切な言葉を使えなければ、論理的にアウトプットすることは難しいのです。言葉の意味をきちんと理解し、正しく使う癖をつけましょう。

そのうえで、抽象的な表現を避け、具体的な表現を用いるよう意識すると、論理的な思考をしやすくなります。

 

たとえば、売上を伸ばしたいという課題がある時に「多くの顧客にアプローチし、販促に努める」といった目標を掲げても曖昧な点が多すぎて、どのように努力するのかわからないですよね。そこで、「最低30人の来場者に商品サンプルを渡し、新規顧客の獲得に務める」と言い換えてみたらどうでしょうか?人数や方法、目的が明確になり、誰もが同じ目標に向かってプロジェクトを進めることが出来そうですよね!

自分自身がロジカルに考えるためにはもちろん、相手に伝えるためにも定量的で具体的な表現を用いるよう心がけましょう。

 

合理的に考える習慣をつける

ビジネスだけでなく、プライベートでもロジカルシンキングは役に立つとお伝えしましたが、日常的に合理的に考える習慣をつけると、よりロジカルシンキングが身につきやすくなるというメリットもあります。

仕事上の問題やトラブルに限らず、物事には必ず因果関係があります。その因果関係、つまり原因と結果を常に意識してみてください。そうすることで、ロジカルシンキングが身につくだけでなく、生活の質も高まります。

 

たとえば、朝起きたら目が霞んでいた時に、何も考えず目薬を差すのではなくて、何故目が霞んでいるのか、考えてみます。「寝る前にスマホを長時間いじったから」「前の日にコンタクトをしていたから」「シャンプーが目に入ったから」…など、いくつか理由が浮かぶかもしれませんね。理由を考えておけば、また同じ症状が出た時に、今回との共通点を探し、目が霞む本当の理由を自分で解明できるかもしれません。

こういった、小さなことから論理的に思考する癖をつけておくと、ビジネスシーンでも自然に応用することが出来るようになるでしょう。

 

ゼロベース思考を意識する

論理的に考えるのが得意な人でも、つい忘れがちなのが『ゼロベース思考』です。論理的に考えるためには、過去の経験や先入観、主観を捨て、まっさらな状態からスタートさせる必要があります。経験が豊富な人は、無意識に経験則を前提に論理的思考をしてしまうことが多いので、いつでも前提を疑い、認知の偏りが起きていないか意識すると良いでしょう。

 

数字やデータは根拠となる重要な情報

先述したように、論理的に考えるためには抽象的な表現ではなく、具体的な表現が必要です。そのため、定量的に示せる「数字」はロジカルシンキングに必要不可欠な要素と言えるでしょう。

数字や数学と聞くと、難しいイメージや苦手意識が強い方も多いですが、小学校で習う四則演算や割合だけでも十分ロジカルシンキングに役立ちます。数字への苦手意識をなくすことさえできれば、絶対的な根拠をベースに結論を導いたり、目先の数字に惑わされず相対的な比率を出し、問題を解決することができるでしょう。

そもそも、「数学」は100%ロジカルな学問ですので、ロジカルシンキングを身につけるために、まず基礎的な数学力を学ぶという方法もオススメです。

 

 

 

ロジカルシンキングは基本を押さえれば誰でもできる

ロジカルシンキングはこれからのビジネスシーンで欠かせないポータブルスキルと言われていますが、「特別なスキル」ではなく「思考法」のひとつです。先述した手法やフレームワークを意識せずとも、これら4つのポイントを意識し、考え方の癖さえつけてしまえば、誰でも簡単に身につけることができるでしょう。

 

 

 

まずは数字に強いビジネスパーソンを目指そう!

社員全員がロジカルシンキングを身につければ、会社の生産性が向上するだけでなく、部署間の連携やチームプロジェクトの成功率にも変化が生まれてくるでしょう。また、どの世代の社員も習得しやすいスキルですので、人材育成のためのロジカルシンキング研修を開催するのも効果的です。

そこで、まずはロジカルシンキングに欠かせない数学力を底上げしてみるのはいかがでしょうか?オルデナール・コンサルティング合同会社では「ビジネスシーンで役立つ数字力の向上」を目的とした『数的センス向上トレーニング』研修を提供しております。

数字に対する苦手意識を克服し、数字を味方につけてロジカルに分析・思考するスキルの獲得を目指します。まずはお気軽にお問い合わせください。

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